スペインを代表する画家エル・グレコが愛した古都トレド。16世紀のマドリード遷都まで政治・文化の中心地として繁栄し、タホ川に囲まれた趣のある旧市街は世界遺産にも登録されていますタホ川が周りを囲むように流れる小高い丘にある城壁に囲まれた街、トレド。この街の歴史はスペインの歴史ともいえる。1561年にマドリードに首都が移されるまで、首都として数々の支配者に統治されてきた
トレドはマドリードの南に位置する。古くから城塞都市として栄えたところで、三方をタホ川に囲まれ、北側に城壁を巡らせた都市である。 5世紀からゴート族の支配にあり、711年にイスラムに奪われ、1085年にキリスト教徒が奪い返した。その後、500年間スペインの中心地として栄え、一時期はヨーロッパ政治の中心でもあったが、1561年に首都はマドリードに移転した。それ以降は静かな町として残った。